日本におけるコンビニエンスストア

※日本全域におけるコンビニエンスストアの解説についてはコンビニ名鑑を参照のこと。こっちのサイトのほうが詳しかったりします。

目次

概要

日本におけるコンビニエンスストアの起源は諸説あるが、1969年、卸売商が立ち上げたマイショップチェーンの店舗として「マミー豊中店」が開業したのが日本初のコンビニエンスストアと言われている。中小零細で生産性が極めて低かった小規模小売店が結束して安定した経営ができるものだと期待された。その後も中小のチェーンができていたが、1974年5月にセブンイレブンが日本に進出すると状況は激変。わずか5年後の1979年にはそれまで1位だったKマートを抜き、以後1位を死守する。その後も新規進出が相次いだが、店舗数の絶対数は2000年頃の55000店舗(タラコでむひひ氏の調査では約45000店舗)で一度打ち止めになり、その後は大手3社のみに集約されるようになり、2020年現在では北海道を除く全都府県で三大コンビニが上位3社を独占している。

※日本のコンビニエンスストアに関する記事は、日本語圏のWikipediaとか各種サイトでいくらでも研究されているため、少しだけ割愛。
それでも、若干興味が出るものについては少々解説を。

店舗別解説
  セブンイレブン 全世界的な解説については左記参照。
日本へはイトーヨーカ堂の手によって1974年に東京・江東区豊洲で1号店をオープン。
1991年にフランチャイジーであった米セブンイレブンを買収。
日本国内では1位、日本の小売業初の20000店出店を成し遂げる。
20929(2020.3)
出典
セブンイレブン(日本語)
  ローソン 全世界的な解説については左記参照。
日本へはダイエー帝国の手によって1974年、大阪府豊中市に1号店をオープン。
1989年には同じく全国展開していたサンチェーンを買収。
1997年の沖縄進出で、日本のコンビニで真っ先に全都道府県を制覇。
全国3位(2016年にファミマがCKSを買収するまでは2位)となる。
14691(2019.6)
出典
ローソン(日本語)
ファミリーマート 全世界的な解説については左記参照。
セブンイレブン・ローソンとは違い日本原産のコンビニエンスストア。
長らくセブン・ローソンの下に甘んじてきたが、CKS(サークルKサンクス)買収で2位に躍り出る。
海外部門ではかつて韓国に7000店舗超を出店するも独立される。
 16611(2020.2)
出典
ファミリーマート(日本語)
ミニストップ イオン(旧・ジャスコ)が運営するコンビニエンスストア。中食部門に強い。
コンビニ部門では、大手3社にかなり後れを取っている。
一時期は、(セイコーマートほどではないにせよ)直営店が多く、営業効率も高かったが、経営悪化でその多くを閉店した([1])。
1997(2019.8)
出典
ミニストップ(日本語)
  デイリーヤマザキ
ヤマザキショップ
(他多数のブランドが存在)
パン製造会社、山崎製パンが運営。
1977年、山崎製パンの子会社としてサンエブリーの名で開業。
その後、山崎製パン直轄の営業部がヤマザキデイリーストアを開業。
1999年に両者が合併してデイリーヤマザキが発足。
その他、ボランタリーチェーンとしてヤマザキショップも存在。
んで、その中間的存在としてニューヤマザキデイリーストアがあったりと、実にややこしい。
デイリーヤマザキ:1443(2019年)
ヤマザキショップ:2852(2018年)
デイリーヤマザキ(日本語)
  セイコーマート  1971年に札幌市の地場酒店が結成したコンビニエンスストア。
店舗の9割が北海道内で、郊外地帯にも進出する。
北の大地に生きる唯一の希望。判官贔屓ホイホイ。
1176(2020.2)
出典
セイコーマート
(日本語)
消滅したコンビニ
  サークルK
サンクス
  (消滅済み)  
 
 
ココストア
(エブリワン)
詳しいことは左記参照。
1971年7月に愛知県で開業した日本最古のコンビニチェーンの一つ。
しかし、2015年にファミマに買収され消滅した。
(消滅済み)  ココストア
(日本語、アーカイブ)
エブリワン
(日本語、アーカイブ)
ホットスパー 全世界的な展開については左記参照。
日本へは1970年代から地域別に分けられた地区本部ごとに独立して運営されていた。しかしそのため大手3社との差が広げられたため、
2000年代以降の各本部の離脱を許し、最後まで残っていた北海道地域でも2016年に消滅した。
(消滅済み)  

脚注

出典・外部リンク

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