ファミリーマート

目次

概要

セブンイレブン・ローソンとは違い日本原産のコンビニエンスストア。西友ストアー(現西友)が1973年に創業(本格的なフランチャイズ開始は1978年)した物に始まる。独自にチェーンシステムを開発したために営業エリアの展開に縛りはなく、比較的早くからアジア各国に地元企業と合弁で進出している(「海外での展開」項も参照)。
長らくセブン・ローソンの下に甘んじてきたが、am/pm、ココストアの買収で地盤を固め、業界4位だったサークルKサンクスの買収で2位に躍り出る。

店舗展開

コンビニ勢力図を見てもわかるように、かつては3~4県のみでしか1位ではなかったが、CKSの買収で中京圏での地位を固めたほか、北東北・近畿でも1位になるようになっている。

沖縄県

1987年に那覇市国場に進出したのが始まり。
長らく本島のみの進出であったが、2000年以降は宮古島(2000年)、伊江島(2001年)、伊良部島(2002年、ちなみに伊良部大橋架橋は2015年)、そして石垣島(2014年)と、離島にも進出をかけた。特に宮古島ではココストアと合わせて22店舗となり、1店舗当たり人口は2074人と、東京都などにも匹敵するほどにまでなった。
2015年には沖縄で最も競合していたココストアを買収し、沖縄県内での業界1位を確立させる。[1]

海外での展開

上述の通り、海外での展開には積極的で、1988年には台湾、1990年には韓国に進出。中国には2004年に進出し(2019年5月現在)1430店舗を展開。2005年には「Famima!!」のブランド名でアメリカに進出したが、2015年に撤退。2009年にはベトナムに進出。ホーチミン市に130店舗を展開。

なお、公式ページでの店舗数表示は日本国内のみ都道府県単位で表記され、海外は一緒くたとなっている。

台湾部門

1988年に国産自動車を提携先に、「全家便利商店」の名前で進出。同年12月に1号店である「館前店」を台北駅前に開業させた。

1994年には高雄に進出、単年黒字化を達成した。1996年には株式上場。2007年には福客多を買収、300数店舗のうち157店舗を転換した[1]。現在では、戦略をドミナント戦略から319市町村(市郷鎮)を対象に「一市町村一店舗」へと転換、高速道路のサービスエリアでの運営や企業との提携店舗も行っている[1]

2019年2月時点で3342店舗を展開する。
また、同業の統一超商と並んで「超商双雄」と呼ばれている。

韓国部門

全体像については韓国のコンビニエンスストアを、また現在の展開はCUを参照

サムスングループとされる晋光グループ(現BGFリテール)と提携し、1990年に進出。かつて韓国で1位の7000店舗超を出店していたが、「業界3位の企業に教わることはもうない」と言われ独立された。なお懲りずに再進出を目論んでいるとかいないとか。

また、北朝鮮の開城工業団地にも出店していた(ファミリーマート時代に撤退済み)。

出典

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