結果(2022年版)

そんなに変わっていない。
店舗数の詳細はファイルにて。rankingシートを参照のこと。

前回調査時との算定基準の違い

企業別概要

1位のツルハはドラッグイレブンの合併で九州地方への地盤を固め、残る未進出県は7県に。

ドラッグイレブンは東京で検索してもヒットせず、またホームページの店舗検索ボックスが九州7県のみになっていることから察したが、どうやら2022年3月に東京から撤退した模様(京橋店閉店のニュース)。また山口県にあった稗田店も、2022年4月21日をもって閉店した(稗田店閉店のニュース)。

2位のウエルシアは九州の長崎・熊本・福岡・大分に進出。グループ企業を含めて未進出県は5個まで減らした。なお検索条件に「NARCIS」が追加されたが、検索しても0店舗。ウェブサイトは存在し、コーポレートのリンク先がウエルシアのホームページになっていることから実在はするようだ。ウェブサイトによると東京などに8店舗を確認した。
また、岡山地盤のマサヤが石川に店舗を持っている(マサヤ イオンモール白山店)。検索するとカラースタジオ側のホームページにも掲載されていた。

コスモス薬品は前回7位から5位に浮上。関東圏への侵攻が本格化。地元の九州本土7県において全て1位を維持。

6位に下がったココカラファイン。合併後は薬局方面に注視していくのだろうか。

7位に下がった富士薬品。主要な地盤である関東・関西の郊外部でも次世代型ドラッグストアが勢力を伸ばしており、それに比べると劣後する同社は微減傾向となっている。

1つ順位を上げて9位のクスリのアオキ。東北で一気に攻勢に出た結果、岩手では県内3位に浮上。

10位のクリエイトSD。進出地域数は変わらず、店舗数を順調に増やしているが、それを上回るペースでアオキが勢力を伸ばし、順位を落とす。

以上がシード権上位10社である。順位の入れ替えは9位・10位のみか。

注意

都道府県別ランキング

前回調査時より上昇したところは赤太字、下落したところは緑太字

※前回データがマツキヨ&ココカラの合併を前提としたものであったため、前回の結果と多少異なる点がある。ご了承いただきたい。

1位 2位 3位
北海道 ツルハ サツドラ サンドラッグ
青森 ウエルシア ツルハ 薬王堂
岩手 薬王堂 ツルハ クスリのアオキ
宮城 ツルハ 薬王堂 マツモトキヨシ
秋田 ツルハ 薬王堂 カワチ薬品
山形 ツルハ 薬王堂 ヤマザワ
福島 ツルハ ウエルシア カワチ薬品
茨城 ウエルシア カワチ薬品 クスリのアオキ
栃木 カワチ薬品 ウエルシア マツモトキヨシ
群馬 ウエルシア クスリのアオキ スギHD
埼玉 富士薬品 ウエルシア セキ
千葉 マツモトキヨシ ウエルシア ツルハ
東京 マツモトキヨシ ココカラファイン ウエルシア
神奈川 クリエイト ウエルシア マツモトキヨシ
新潟 サンドラッグ/ウエルシア クスリのアオキ
富山 クスリのアオキ 中部薬品 ウエルシア
石川 クスリのアオキ ゲンキー マツモトキヨシ
福井 ゲンキー クスリのアオキ 中部薬品
山梨 ウエルシア ツルハ サンドラッグ
長野 マツモトキヨシ 富士薬品 ウエルシア
岐阜 ゲンキー 中部薬品 クスリのアオキ
静岡 ウエルシア クリエイト ツルハ
愛知 スギHD 中部薬品 ゲンキー
三重 スギHD ココカラファイン ウエルシア
滋賀 富士薬品 スギHD クスリのアオキ
京都 ウエルシア 富士薬品 スギHD
大阪 スギHD ココカラファイン ウエルシア
兵庫 スギHD ウエルシア ココカラファイン
奈良 ココカラファイン キリン堂/スギHD
和歌山 ココカラファイン 富士薬品 コスモス薬品
鳥取 ツルハ コスモス薬品 ココカラファイン
島根 ツルハ コスモス薬品 ウエルシア
岡山 ナチュラルHD ウエルシア コスモス薬品
広島 ツルハ ウエルシア コスモス薬品
山口 コスモス薬品/ココカラファイン ツルハ
徳島 コスモス薬品 ツルハ キリン堂
香川 ツルハ コスモス薬品 ナチュラルHD
愛媛 ツルハ コスモス薬品 富士薬品
高知 ツルハ 富士薬品 ウエルシア
福岡 コスモス薬品 ナチュラルHD ツルハ
佐賀 コスモス薬品 ナチュラルHD サンドラッグ
長崎 コスモス薬品 ナチュラルHD サンドラッグ
熊本 コスモス薬品 サンドラッグ ナチュラルHD
大分 コスモス薬品 富士薬品/ナチュラルHD
宮崎 コスモス薬品 サンドラッグ/ナチュラルHD
鹿児島 コスモス薬品 マツモトキヨシ ツルハ
沖縄 ツルハ マツモトキヨシ ふく薬品/マツモトキヨシ
総計 ウエルシア ツルハ マツモトキヨシ

九州は長らくコスモス薬品・ナチュラルHD(ドラッグストアモリ)・マツモトキヨシ(ミドリ薬品)・ツルハ(ドラッグイレブン)・サンドラッグ/ダイレックスの5強対決が続いていたが、ここにきてツルハ/ドラッグイレブンの勢力が衰え始めている。サンドラッグもコスモス薬品・ナチュラルHDの勢力拡大には対抗できず、徐々に2強が形成されつつあるか。

前回調査時との差異について

店舗増加率

※ヤマザワ追加前

順位 都道府県 増加率 増加量 増加要因
1 富山 +16.04% +33 北陸AGVの伸長
2 福井 +14.01% +22
3 石川 +12.66% +29
4 栃木 +11.50% +33
5 福島 +11.49% +27
平均 +5.11% (+887)
45 宮崎 1.28% +2
46 佐賀 0.00% 0
47
(ワースト)
沖縄 -1.41% -2 ふく薬品の閉店
母数が少ない

今回も北陸勢の成長著しい。北陸AGV(アオキ・ゲンキー・Vドラッグ)は今後北関東YKKなみに使われるケースが増えると思うから注視したほうがいいかもしれない(?)。
その一角クスリのアオキは、いよいよ北関東~東北への攻勢を強め、岩手では既に3位にランクインしている。

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