ツルハドラッグ
ツルハは発祥地の北海道、及び東北で圧倒的な力を見せる。
創業は1929年と古いが、道外進出は1987年、東北進出は1995年。早いとみるか遅いとみるかは微妙なところ。
またM&Aにも積極的で、くすりの福太郎の地盤だった千葉・東京、杏林堂の静岡、Wellnessの山陰、レディの広島・愛媛など、買収した地域で飛び飛びに勢力を持つ。ドラッグイレブンの合併で九州地方への地盤を固め、いよいよ全都道府県制覇が見えてきた。
東洋経済プラスでのインタビュー(無料で閲覧できる範囲内)で『ツルハは企業を買収しても、買収先の看板を変えることはしない。約10年前[1]に譲受した会社の看板をツルハに変えたことがあったが、見事に売り上げが減った。』と語っている。合併した企業の屋号を残しているため、中四国以西でツルハドラッグとして進出しているのは高知・福岡・沖縄の3県のみとなっている。
未進出県
群馬県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・奈良県
主なドラッグストアの合併
以下、特別な脚注がないものは公式の会社沿革による。数店舗程度の営業権取得は記載せず。
- 2000年11月 - (株)ドラッグトマト(岩手県)の全株式を取得し子会社化 (2003年5月吸収合併)
- 2001年11月 - (株)リバース(神奈川県)を株式交換で子会社化(2015年5月吸収合併)
- 2002年6月 - (株)ポテトカンパニー(山形県)の全株式を取得し子会社化(2004年3月吸収合併)
- 2006年11月 - (株)くすりの福太郎(千葉県)と業務・資本提携契約を締結。2007年5月、株式交換で子会社化。
- 2007年4月 - (株)信陽堂薬局(千葉県)から11店舗の事業を譲り受ける。
- 2008年7月 - (株)スパーク(愛知県)の株式を取得し子会社化(2013年8月吸収合併)
- 2009年2月 - (株)ウェルネス湖北(島根県)の株式を取得し子会社化(2015年8月ハーティウォンツに吸収合併)
- 2009年6月 - (株)リバースが(株)仁天堂の株式を取得し子会社化(2010年5月吸収合併)
- 2009年8月 - (株)サクラドラッグ(東京都)の株式を取得し子会社化(2011年5月吸収合併)
- 2013年8月 - (株)ウエダ薬局(和歌山県)の株式を取得し子会社化(同年11月吸収合併)
- 2013年10月 - (株)ツルハが(株)かもめ(高知県)からドラッグストア・調剤薬局15店舗の事業を譲受け
- 2013年12月 - (株)ハーティウォンツ(広島県)の株式を取得し子会社化(2015年8月ウェルネス湖北を吸収、「(株)ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本」に社名変更)
- 2015年10月 - (株)レデイ薬局(愛媛県)の株式を取得し子会社化
- 2017年9月 - (株)杏林堂グループ・ホールディングス(静岡県)の株式を取得し、同社および(株)杏林堂薬局(静岡県)を子会社化
- 2018年5月 - 「B&D」を展開する(株)ビー・アンド・ディーホールディングス(愛知県)の株式を取得し、同社および(株)ビー・アンド・ディー(愛知県)を子会社化
脚注
- ★ 2019年のインタビューなので、2009年前後のものだと思われる。おそらく、スパーク(ドラッグスパーク、2008年に子会社化の後店舗をツルハへ転換、2013年に吸収合併)のことか。
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