小ネタ

コンビニとドラッグストアの歴史を比較

全国制覇史

ドラッグストア 年表 年表 コンビニ
マツモトキヨシ、全国制覇(和歌山) 2020.6 1997 ローソン、全国制覇(沖縄)
ツルハ、全国制覇?  2027? 2006 ファミリーマート、全国制覇(北海道)
ウエルシア、全国制覇? 2030年代? 2019 セブンイレブン、全国制覇(沖縄)

再編史

ドラッグストア 年表 年表 コンビニ
小規模~準中堅が統合され、上位10社程度に再編 2020 1993年~2000年頃 小規模~準中堅が統合され、上位10社程度に寡占
中堅同士(マツキヨ・ココカラ)が合併 2021 2004
(子会社化は2001年)
中堅同士(サークルK・サンクス)が経営統合
(一部県を除き)上位5社程度が寡占 2020年代後半? 2006 (一部道県を除き)上位5社程度が寡占
大規模企業の合併
中堅の大企業への合併、フランチャイズ化
2030年頃?
(連携自体であれば現時点でも起きている)
2015~2017 大規模企業(ファミリーマート・CKS)の合併
中堅(ココストア、スリーエフ、セーブオン等)の大企業への合併、フランチャイズ化
(一部県を除き)上位3社程度が寡占 2030年代? 2018 (一部道県を除き)上位3社が寡占

論文・書籍など

米国のドラッグストアに関する研究は古くから存在し、一例に浦野清五郎による「米国ドラッグストアの現状より考察する我国分業後の薬局展望」(1954年、9月に1が、10月に2が発行)等が存在するが、日本のものについては中井恵美子「ドラッグストアの現状と展望」(1993年9月)が最古か。その後もサツドラ社長の記事などは存在するが、本格的に取り上げるようになったのは週刊ダイヤモンドの「コンビニを脅かすドラッグストアの快進撃」(1997年2月)が嚆矢だと推測される。

Jstageで読める文献は、多くが医療関係のものであり、立地条件などの研究の文献は存在しなかった。

過去の栄光

こちらのファイルも参照

ヒグチ産業

今では60店舗ほどを数えるのみとなったヒグチ産業だが、往時は500店舗ほどを抱え、「目標、1327店!」という壮大な数字を掲げていたこともあった。
店舗検索で一番古くまで遡れるデータによると、17都府県に少なくとも99店舗(うち調剤薬局7店舗)を展開していた。また、2008年のMD-Xの調査では162店舗とあった。

コクミンドラッグ

コクミンドラッグのウェブサイトも参照

かつて業界1位のドラッグストアだったコクミンドラッグ。ウェブサイトの歴史も古く、2000年から存在する。但し、店舗表示がまさかのgifファイルのため、ところどころ飛び飛びである。それでも少なくとも168店舗が確認できる。

2004年になると都道府県別(店舗数の多い県ではある程度の塊で市区町村別でも)の店舗数表示になる。224店舗が確認できた。

ダイコクドラッグ

サイト自体は2001年頃よりあるが、2014年、2017年にサイトリニューアルが行われており、繋がりが分断されている。2001年頃には48店舗ほどであったが、2014年には153店舗まで増殖している。その後もインバウンドの勢いを受け、拡大と集中を繰り返しながらも2019年頃には178店舗まで成長する。うち、大阪87店舗、東京18店舗、沖縄と兵庫14店舗、京都10店舗とそのほとんどが観光地に位置することから、偏重ぶりが窺えるだろう。また、和歌山の白浜や南部(みなべ)、大分の由布院にも出店していた。

しかし、その勢いも新型コロナウイルスの感染拡大で終わる。2020年8月までに全体の3割に当たる53店舗を閉店、2020年8月時点の店舗数は123店舗となっている。この時期の閉店率はコクミンやヒグチといった他の都市型ドラッグストアをも上回る。
但し、2021年4月では大阪で100店舗近くまで増加しており、回復傾向はみられる。

(参考)ツルハドラッグ

アーカイブによると、2007年時点では

が確認できる。ここから2000店舗台まで増えたからすごい

ハッチの掛け方

ドラッグストア勢力図でよく使っているハッチングの掛け方について解説する。
なお、ここを今まで「ハッチ」と呼んでいたが、検索してもなかなか出てこないのでもしかしたら違う言い方なのかもしれない。


画像は岐阜県関ヶ原町(元の画像の10倍拡大) 周囲自治体は省略

関ヶ原町はゲンキー・スギ薬品が1店舗ずつ展開。なので、水色と黄緑色を使う。


まず、ゲンキーの水色の線を一番上のドットから3ドット下に引く。


次に、その上を水色で塗りつぶす。


そしたら、その1つ下のドットから黄緑色の線を引く。


1つあけて同じように黄緑色の線を引く。そして中を塗りつぶす。
次は水色で線を引いて、以下その繰り返し。


ここで注意したいのが、黒い市境(県境)。
ここはうまく飛ばさないとズレれしまい、隣の市町村と境界がわからなくなることになりかねない。
また、こういう飛び地の一番上を通る際はわざわざ線を引かなくてもいいのだが、引いても問題ない。


慣れてきたら先に線を引いて、色を塗っても問題ない。但し、順番と間隔ドットには要注意。
なお、黄緑が膨らんでいるところがあるが、これは上方向に打ち損じた部分である。塗りつぶせばカバーできるので問題ない。


最後に間の色を塗り潰せばできあがり。
以下、これを繰り返す。

多い都道府県だと100市町村以上やらないといけないので、当サイトでは3企業以上が1店舗のみ保有している場合は混合用の単色で誤魔化している。
これを行う前(初代岐阜・福井・石川など)は特定2企業の場合も特定の単色を使っていたが、現在では多くの地域でハッチを使っている。

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