鹿児島県ドラッグストア勢力図


トカラはめんどくさいのでスペースの関係で端折った

※細かい市町村の部分については市町村変遷パラパラ地図を参照したほうがよさそうです。平成の大合併ですっきりしたというかしなかったというか…

目次

概要

鹿児島県は九州本土最南端に位置し、また人口の10分の1ほどが大隅・奄美諸島に住む。
ドラッグストア事情としては、1977年に発足した鹿児島地盤のミドリ薬品の系譜を汲む(とはいっても数店舗は残っている)マツモトキヨシ、2000年に隣県宮崎県から殴り込んできた[1]コスモス薬品、九州地盤のドラッグストアモリドラッグイレブンが競合する。

レギュレーション

ドラッグストア勢力図にて鹿児島県に店舗が存在した、

  1. コスモス薬品
  2. マツモトキヨシ(ミドリ薬品を含む)
  3. ドラッグイレブン
  4. ナチュラル(ドラッグストアモリ)
  5. サンドラッグ(ダイレックスを含む)
  6. 富士薬品(セイムス)

の6社を対象とする。

結果

詳細はファイル(drug2.xlsx)の「鹿児島県ドラッグストア勢力図」項目を参照。

全般として、1位のコスモス薬品が主要都市で競り勝っているが、2位のマツモトキヨシが鹿児島市で1位となっている。これはやはり都市部型ドラッグストアの典型とも呼べるマツモトキヨシの矜持(?)といったとこか。

一方で、離島部においては地場系のミドリ薬品の系譜を汲むマツモトキヨシが強く、離島店舗数の合計では1位である。一方コスモス薬品は種子島の中種子町に1店舗あるのみである。

これは青森県のコンビニ事情(※外部リンク)における、遠隔自治体において、最も早くから青森に進出していたサークルKの系譜を汲むファミリーマートが多く進出していることに似ている部分がある。

離島進出状況

○は1店舗。

コスモス マツキヨ イレブン ドラモリ
屋久島  
種子島 2 3
奄美大島 4 2 2
喜界島
徳之島
沖永良部島
与論島

店舗別人口

※以下、人口は2000年のものをベースとしており、実態にはズレが生じている可能性があります。

離島においては1町に集中することが多く、中種子町(9675人に4店舗)、上屋久町(7006人に2店舗)、和泊町(7736人に2店舗)の3つが挙げられる(徳之島の徳之島町も似たような状況だが、13127人に2店舗、6563.5人/店でそこまで少ないわけではない)。島が小さく商圏もほぼ決まっており、隅々まで進出させてもさほど価値がないのだろう。あるいは、コンパクトシティを体現していると言えるのかもしれない。ちなみに、島内の自治体を合算すると、種子島で8927.75人/店、屋久島で6937.5人/店、沖永良部島で7585.5人/店と、そこまで小さいわけではないことがうかがえる。

未進出町村(旧市町村ベース)

2000年時点の人口の多さ順。

順位 名前 人口(2000) 人口(直近) 考えられる理由
1
2
3
4
5

脚注

  1. 鹿児島のまるいストアが破産 ~中小零細スーパーの厳しい現実(中) (NETIBニュース、特別取材、2012年10月4日) - 当時、コスモス薬品の本社は宮崎県延岡市(2000年4月に同県宮崎市に移転、2005年に福岡市に移転)。


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