GS25

目次

概要

韓国語発音は「チエス・イシボ」。1990年設立。もとはLGグループ傘下の「LG25」だったが、LG分割に伴いGSグループに移動、GS25に改名。後述の通り、都市部に集中的に展開しており、収益率は韓国のコンビニで最も高い。「韓国で最も尊敬される企業」('한국에서 가장 존경받는 기업')に16年連続1位、韓国サービス品質指数(KS-SQI)に16回1位を受賞するなど、韓国内で安定した地位を築いている[1]。GS25の坪当たり売上高は3129万ウォンとCUの2694万ウォンを大きく上回る[5]。店舗ごと売上高では6億7200万ウォンと5億9300万ウォンと差が生まれている[5]

韓国ではCUに次いで2番目の勢力を持つ。
2019年11月末には、これまで業界1位だったCUの店舗数を抜いて1位となった[2]が、直近では抜き返されている模様。

GS25(と韓セブンイレブン)のサイトは韓国外からのアクセスが不可のため、中国語版WikipediaではFacebookが公式サイトとして紹介されている始末[3]

業界1位への道


CUとGS25のデッドヒートの様子(出典元:[4]

CUは前身のファミリーマート時代の2002年に1位になって以降、17年間コンビニ店舗数1位を死守してきた。2012年当時両者の店舗差は800店舗[5]にまで広がった。

しかし、2013年にCUの加盟店で事件[6]が起きると、CUの加盟店増加が停滞。以降GS25が積極的に店舗を拡大して追い上げていく。

韓国国内では2014年から約100店舗差でCUを後ろを窺っていたが、2019年10月に月200店舗を出店させ、2019年11月、ついにCUの店舗数を抜き、2000年以来(コンビニ業界1位の逆転は2002年以来とのこと[4])、20年ぶりに1位に返り咲いた[5]。これまで店舗別売上高などで業界1位だったGS25は、これを「名実共に1位となった」と称した[4]

店舗展開

韓国コンビニエンスストア勢力図も参照

都市部の店舗数が著しく多く、京畿道及び5市(ソウル・仁川・大邱・大田・蔚山)で1位となっている。

韓国国外では2018年1月に、ソンキム・グループと提携でベトナムに進出。2019年10月からはフランチャイズ展開を開始。今後3年で250店舗、今後10年間で2000店舗の展開を目指す。ホーチミン市のほか、2019年12月にはハノイ市にも3店舗を開業する[7]

脚注

  1. 紹介(公式サイト)
  2. GS25, 매장수 CU 역전…1만3899곳 업계 1위(GS25、店舗数CU逆転... 1万3899箇所業界1位)(SBS、韓国語)
  3. このページ作成時点でのWikipediaの版(中国語)
  4. 월 200개 점포 순증 '이례적'…명실상부 1위로 덜미 잡힌 CU, 점포 수 경쟁 재차 불붙을까(月200店舗の純増「異例」...名実共に1位に 首位奪われたCU、店舗数の競争改めて白熱したようか、Naverニュース、韓国語) -ブルブト「불붙을」 の意味はいまいち不明ですが(検索してもスパムサイトと同様の韓国語直訳サイトが出るのみ)、加熱した状況を意味するのでしょう。ここでは「白熱」と訳しておきます。
  5. A B
    17년만에 편의점 1위 바뀌나? GS25, CU 턱밑 추격(
    17年ぶりにコンビニ1位変わるのか? GS25、CUを下から追い上げ、MoneyTimes(머니투데이)、韓国語) - 「턱밑 추격」、直訳すると「あごの下追撃」(ないしは顎下追撃)。これも韓国語独自の表現のようで、検索すると韓国語を直訳したニュースサイトが多く出てきます。(韓国国外からのアクセス不可?)
  6. CUガプジル事件。「ガプジル(갑질)」とは、権力を傘に権威主義な態度や行動をとること、またその表現。CUは「1+1」(1つの商品を買うともう1つ別の商品が付いてくるイベント?)などのイベントをする際、売り手(オーナー)に半分以上のコストを負担させる不当転嫁行為を行ったため、16億7400万ウォンの課徴金を賦課された。CU, ‘1+1’ 상품 알고보니 불공정 갑질CU、「1 + 1」イベントで不公正ガプジル、ValueNews、韓国語)
  7. 韓国の大手コンビニ「GS25」、フランチャイズ展開で店舗網拡大へ(VIETJO)

出典・外部リンク

世界コンビニ・スーパー名鑑に戻る
トップに戻る